地球環境問題の一つに温暖化対策というテーマがあります。温暖化の原因である炭酸ガスの排出を抑制するため、化石燃料を使わないクリーンなエネルギーを利用する手だてが検討されています。原子力発電の安全性が将来にわたる不安を抱えているという背景も手伝い、クリーンで安全な自然エネルギーを利用した太陽光や風力による発電が着目され、実用化されています。
当社も取り組んでおります風力発電におきましては、近年強風地域にある海岸等に大手商社の資本による大型の風車が目に付くようになりました。しかし、現実は大型発電機(定格出力100kw以上)の設置が進み、適当な場所も少なくなってきました。
したがって、これからは定格出力100kw以下の小型風力発電機および定格出力10kw以下のマイクロ風力発電機の設置が期待されています。 風力発電の仕組みには、目的や設置場所によって様々なタイプがありますが、発電機の構造上、大きく分けて誘導発電機方式と同期発電機方式の2つの方式に分類されます。誘導発電機方式は大型のものが作りやすく、そのまま系統連結になりますが、送電線があり風速が4〜5m以上ないと発電しません。また風速が5m以上あっても発電量は増えません。一方の同期発電機方式は独立型にも系統連結型にも使用でき、風速2.5m以上で発電を開始し、風速に比例して発電量が増えていきます。したがって、年間平均風速3〜4mという弱風地域での実用発電が可能です。また、送電線の無い離島や僻地での発電が可能です。しかし、大型の設備に比べコストが高くなります。
当社が開発した『二重ローター式風力発電機』は、従来の発電機とは構造が異なっています。 一般的な風力発電機は、中心に回転子があり、外側に固定子があります。固定子は本体ケースに固定されて動かない構造になっています。
中心の回転子の軸にローターブレードを取り付け、風を受けて回転発電する仕組みになっています。 『二重ローター式風力発電機』は固定子が回転するのはもとより、従来の発電機の固定子に当たる部分も回転する構造になっています。 中心で回転する回転子(回転子1)の軸とその外側で回転する、従来の発電機では固定子に当たる部分(回転子2)には、同一方向からの風を受けて互いに反対方向に回転するようにローターブレードを取り付けてあります。この状態でローターブレードが風を受けると、回転子1と回転子2は反対方向に回転し、従来の発電機の2倍の回転数が得られます。
グランツ販売,風力,風力発電,エコ,高効率,高性能,eco,地球温暖化防止,W-roter,Wind Power Generator,二重ローター,発電機,ピッチアップウィン,V字型コア,地球環境問題,自然エネルギー,クリーンエネルギー,マイクロ風力発電機,小型風力発電機,同期発電機,ローターブレード